【11月6日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は6日、中国GP(Chinese Grand Prix)との契約を2025年まで延長したと発表した。同GPは新型コロナウイルス流行の影響で、来季のカレンダーから脱落している。

 上海のサーキットで2004年から開催されている中国GPは、新型ウイルスとその影響による厳しい渡航制限で、2020年に続き今季も開催中止となった。同GPに代わり、来季はイタリア・イモーラ(Imola)でエミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2022)が4月24日に実施される。

 F1の最高経営責任者(CEO)を務めるステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)氏は、「2022年のカレンダーに中国を入れられなかったことに、われわれ全員が失望している。その一方で、状況が許せばすぐにカレンダーに復帰する予定であり、できるだけ早期に中国ファンの元へ戻ることを楽しみにしている」と述べた。

 世界最大の人口を誇る中国ではF1人気が増しているものの、まだ母国出身のスタードライバーの存在はない。それでも、フォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)に参戦する新鋭の周冠宇(Zhou Guanyu、チョウ・グアンユー)には、F1昇格への大きな期待が寄せられている。(c)AFP