【10月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は15日、2022年シーズンの暫定日程が発表され、史上最多の23レースが組み込まれている中で、中国GP(Chinese Grand Prix)は脱落し、3季連続で開催されないことになった。

【図解】F1 2021年日程とサーキット

 国際自動車連盟(FIA)は発表文で、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が進行中であるため、中国は2022年のカレンダーに含まれない。条件が整い次第、カレンダーに復活することになる」と説明した。

 中国GPの代替レースとして、4月24日に伊イモーラ(Imola)のサーキットでエミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2022)が実施される。

 2022年シーズンは3月20日に決勝レースが行われるバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)で開幕し、11月20日のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2022)で幕を閉じる。

 新型コロナウイルスの大流行とそれに付随する渡航制限で2020年と2021年は中止となったオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2022)、カナダGP(Canadian Grand Prix 2022)、シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2022)、日本GP(Japan Grand Prix 2022)は来季にそろって復活することになった。

 また、米国では5月8日にマイアミGP(Miami Grand Prix 2022)が新たに追加されることになり、10月23日にテキサス州オースティン(Austin)で行われる米国GP(United States Grand Prix 2022)と合わせて2レースが開催される。

 一方、試験導入されているスプリント予選については、来季も実施するかどうか未定となっている。F1によると、来月12日から14日まで開催されるサンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2021)で、今季3回目にして最後の同方式による予選を実施した後に決定されるという。

 2022年シーズンの暫定日程は以下の通り(日付は現地時間の決勝開催日)。

第1戦:バーレーンGP(3月20日)
第2戦:サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2022、3月27日)
第3戦:オーストラリアGP(4月10日)
第4戦:エミリアロマーニャGP(4月24日)*
第5戦:マイアミGP(5月8日)**
第6戦:スペインGP(Spanish Grand Prix 2022、5月22日)*
第7戦:モナコGP(Monaco Grand Prix 2022、5月29日)
第8戦:アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2022、6月12日)
第9戦:カナダGP(6月19日)
第10戦:英国GP(British Grand Prix 2022、7月3日)
第11戦:オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2022、7月10日)
第12戦:フランスGP(France Grand Prix 2022、7月24日)
第13戦:ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2022、7月31日)
第14戦:ベルギーGP(Belgium Grand Prix 2022、8月28日)
第15戦:オランダGP(Dutch Grand Prix 2022、9月4日)
第16戦:イタリアGP(Italian Grand Prix 2022、9月11日)
第17戦:ロシアGP(Russian Grand Prix 2022、9月25日)
第18戦:シンガポールGP(10月2日)*
第19戦:日本GP(10月9日)
第20戦:米国GP(10月23日)*
第21戦:メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2022、10月30日)
第22戦:サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2022、11月13日)
第23戦:アブダビGP(11月20日)

*契約待ち
**FIAのコース承認待ち

(c)AFP