【11月6日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2021)は5日、シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は7-6(9-7)、6-4で予選勝者のユーゴ・ガストン(Hugo Gaston、フランス)に競り勝ち、ベスト4入りを決めた。

 メドベージェフはこの勝利により、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が歴代単独最多となる通算7度目の年間1位を確定させるのに待ったをかけた。

 これに先立ち、第1シードのジョコビッチは6-4、6-3で米国のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)に快勝しており、ガストンがメドベージェフを撃破すれば年間1位でシーズンを終えることが決まるはずだった。

 メドベージェフは世界1位の座について聞かれると「正直なところ、まるで念頭にない」と話し、「その答えに関しては、ノバクの方がもっと考えをめぐらしているんじゃないかな」とコメント。「彼がそれ(年間1位)を達成する可能性はとても高いから、自分は考えていない」と続けた。

 メドベージェフの準決勝の相手は、昨年大会の決勝で勝利した第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に決まった。東京五輪王者のズベレフは、第6シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を7-5、6-4で退けた。

 一方のジョコビッチは第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と対戦する。ホルカシュはジェームズ・ダックワース(James Duckworth、オーストラリア)を6-2、6-7(4-7)、7-5で下した。(c)AFP/Pirate IRWIN