【11月5日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2021)は4日、シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が苦戦を強いられながらもベスト8入りを決めた。

 世界ランク2位のメドベージェフは、セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)に4-6、6-1、6-3で逆転勝ち。同4位のズベレフは、第16シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を2時間45分の激闘の末に7-6(7-4)、6-7(3-7)、6-3で下した。

 昨年大会は決勝でズベレフを倒して優勝したメドベージェフは、次戦の相手が予選勝者のユーゴ・ガストン(Hugo Gaston、フランス)に決定。ガストンはスペインの新鋭カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)を6-4、7-5で下した。

 一方、今大会が7週間ぶりのツアー復帰で、実戦を重ねる必要があると話していた第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、第15シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)がけがで棄権したため、不戦勝で8強入りを果たした。

 モンフィスは同胞のアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino)をフルセットで下した前日の2回戦で、鼠径(そけい)部を痛めていた。

 ジョコビッチは次戦、第10シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を6-3、7-6(7-3)で撃破したテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と対戦する。

 第6シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は予選勝者のマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)を6-2、6-1で一蹴し、ズベレフとの準々決勝に進出。ノルウェー勢では初となるシーズン最終戦ATPファイナルズ(ATP Finals 2021)出場も決めた。

 第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)は4-6、7-5、6-2でドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)に逆転勝利。5日の準々決勝でジェームズ・ダックワース(James Duckworth、オーストラリア)を退ければ、8選手が出場するATPファイナルズの最後の切符を獲得する。(c)AFP/Pirate IRWIN