【11月2日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2021)は1日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は7度のマッチポイントをふいにし、ラッキールーザーのドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)に4-6、7-5、6-7(9-11)で敗れた。

 現在世界144位で今大会にはワイルドカード(主催者推薦)で出場していた34歳のマレーは、本来の闘争本能を欠く中で、1セット1ブレークダウンの劣勢に立たされた後、粘り強く反撃して勝負をフルセットに持ち込んだものの、3時間におよぶ激闘で最後は力尽きた。

 試合後には自身のパフォーマンスについて「満足なプレーではなかった」と厳しい評価を下し、「今夜のプレー内容に最も失望しているというのが、正直なところだ」とコメント。「試合に勝てる状況に持ち込んだのは良くやったと思うが、自分が勝利にふさわしいとは思えない」と話した。

 マレーは今後、ストックホルム・オープン(Stockholm Open 2021)に出場した後、今シーズンを終了する予定となっている。

 一方、マレーに代わって英国のエースとして活躍している第10シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie)は、フェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis、アルゼンチン)を6-2、6-1で一蹴し、ツアー通算100勝目を記録した。(c)AFP/Pirate IRWIN