【10月31日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(Skate Canada International 2021)は30日、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、米国のネイサン・チェン(Nathan Chen)が200.46点、合計307.18点で優勝した。

 世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)3連覇中のチェンは圧倒的ながらもリスクを抑えた滑りで、珍しく3位に終わった前週の開幕戦スケート・アメリカ(Skate America 2021)から立て直しを果たした。

 スケート・アメリカでは4回転ジャンプで6本中2本失敗があった中で、この日は挑む回数を4本に減らしたが、それでも納得のスコアで2位に約50点の大差をつけた。

 チェンはスケート・アメリカの3位と今大会の優勝で26ポイントを獲得し、GPファイナルに出場する上位6人に入れる可能性は高い。

 股関節を少し痛めているというチェンは演技後、12月に大阪で開催されるGPファイナルに触れ、「5週間後、もう一度大会に出られたらうれしい」と述べた。

 同胞のジェイソン・ブラウン(Jason Brown)が合計259.55点で2位、ロシアのエフゲニー・セメネンコ(Evgeni Semenenko)が合計256.01点で3位に入った。カナダのキーガン・メッシング(Keegan Messing)は悲惨なパフォーマンスに終わり、ショートプログラム(SP)3位から5位に落ちた。

 日本勢は山本草太(Sota Yamamoto)が合計225.74点で7位、田中刑事(Keiji Tanaka)が222.20点で10位だった。(c)AFP/Laurie Nealin