【10月30日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(Skate Canada International 2021)は29日、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、米国のネイサン・チェン(Nathan Chen)が106.72点で首位発進した。

 前週の開幕戦スケート・アメリカ(Skate America 2021)では苦しみ銅メダルに終わったチェンだったが、この日は各エレメントを完全にこなした。4回転ルッツや4回転と3回転のコンビネーションジャンプも着氷させ、全ての技術点で高得点をたたき出した。

 世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)3連覇中のチェンは、「スケート・アメリカでは厳しい結果だったから、すぐに立て直せるチャンスを得られてとてもうれしい。きょうは前よりずっと満足がいく出来だった」とコメントした。

 同胞のジェイソン・ブラウン(Jason Brown)が約13点差の94.00点で2位、カナダのキーガン・メッシング(Keegan Messing)が93.28点で3位に続いた。日本勢は田中刑事(Keiji Tanaka)が78.83点で6位、山本草太(Sota Yamamoto)が78.78点で7位につけた。(c)AFP/Laurie Nealin