【10月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は496万9926人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも2億4494万3060人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 27日には世界全体で新たに9161人の死亡と47万2210人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2459人。次いでロシア(1159人)、インド(733人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに74万1235人が死亡、4570万4110人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は60万6679人、感染者数は2176万6168人。以降はインド(死者45万6386人、感染者3423万1809人)、メキシコ(死者28万7274人、感染者379万3783人)、ロシア(死者23万5057人、感染者839万2697人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの607人。次いでボスニア・ヘルツェゴビナ(349人)、北マケドニア(340人)、ブルガリア(337人)、モンテネグロ(331人)、ハンガリー(317人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が151万7838人(感染4582万1948人)、欧州が138万7393人(感染7345万5498人)、アジアが86万6915人(感染5564万9817人)、米国・カナダが77万69人(感染4740万7245人)、アフリカが21万7508人(感染848万3608人)、中東が20万7498人(感染1387万5031人)、オセアニアが2705人(感染24万9916人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP