【10月28日 AFP】21-22スペイン1部リーグは27日、第11節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)に0-1で敗戦。この結果を受け、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督の解任が発表された。

 ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)の決勝点でラージョに敗れたバルセロナは、暫定で9位と沈んでいる。

 加入後の6試合で4得点を挙げ、衰えを感じさせない活躍を見せ続けている35歳のファルカオは、バルセロナ相手に2013年以来となる得点を奪ったが、これは間違いなく最もうれしいゴールとなった。

 メンフィス・デパイ(Memphis Depay)のPK失敗も響き敵地で敗れたバルセロナは、ホームで宿敵レアル・マドリード(Real Madrid)に敗れた24日の「エル・クラシコ(El Clasico)」を含め、リーグ戦の直近7試合で2勝しか挙げられていない。

 低調な形でシーズンをスタートさせたバルセロナは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)に出場できない可能性が高まっており、そうなればすでに悲惨な状況に陥っているクラブの財政に大きな影響を与えるだろう。

 クーマン監督の後任には、現在カタール1部リーグのアル・サード(Al-Sadd)を率いているレジェンドのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督や、アルゼンチン1部リーベル・プレート(River Plate)のマルセロ・ガジャルド(Marcelo Gallardo)監督が検討されていると報じられている。

 28日の午前0時過ぎに公開された発表文の中で、バルセロナは「トップチームの指揮官であるロナルド・クーマンを今夜解任した」と記した。

「ラージョ・バジェカーノに敗れた後、クラブの会長であるジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)が彼に伝えた。ロナルド・クーマンはきょう木曜日に(練習施設の)シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール(Ciutat Esportiva Joan Gamper)でチームに別れを告げる」

「彼の尽力に感謝するとともに、今後のキャリアの幸運を願う」 (c)AFP