【10月28日 CNS】2021中国特殊食品大会(第6回)が16日、江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)で開幕し、政府、産業、教育、研究界といった各方面の代表が一堂に会し、特別用途食品業界のホットスポットに焦点を当て、業界発展の知恵を集めた。

 大会開幕式では、全国初の特殊食品技術革新センターである国家市場監督管理技術革新センター(特殊食品)(計画)のプレートの除幕が行われ、特殊食品産業クラスターモデル基地のプレートが授与され、無錫特殊食品・栄養健康研究院のプレートの除幕が行われた。

 特別用途食品とは、乳幼児、病者など特定の人々のニーズを満たすため、健康食品、乳幼児調製食品、特殊医学用途調整食品(FSMP)、その他の特殊用途食品などの特殊な配合成分に特化した加工食品のことだ。

 中国の社会経済の絶え間ない発展と人々の生活水準の漸進的向上に伴い、「健康中国」戦略の導きにより、特別用途食品産業は急速に発展し、国民生活、安定、供給、雇用を守る重要な産業となっている。

 国家市場監督管理技術革新センター(特殊食品)(計画)は国家市場監督管理総局が批准・建設した初の19技術革新センターの1つだ。中国唯一の特殊食品技術革新センターとして、同センターは無錫の特別用途食品という新しいベンチマーキング産業を建設し、長江デルタ地域ひいては全国の特別用途食品業界の質の高い発展をけん引している。

 全国健康食品とFSMPの先発地として、無錫は優位資源に恵まれ、産業基盤が全国をリードし、一連の食品科学技術国家重点実験室などの国家級科学創造プラットフォームを有する。江南大学(Jiangnan University)は同市に位置し、「食品科学と工程」「軽工業技術と工程」の2つの一流建設学科を設け、食品科学と工程、食品品質と安全などの国家一流の学部専攻を設置している。

 同時に、無錫は企業の集積優位を有し、一連の特別用途食品産業のトップ企業と高成長型企業が集中し、経腸栄養剤の生産規模は全国の市場シェアの90%を占める。

 無錫市委員会副書記、市長代理の趙建軍(Zhao Jianjun)氏は、「近代化の新たな道の開拓に直面している中、無錫は実体経済の優位性を十分に発揮し、特別用途食品産業の発展のチャンスをつかみ、産業技術の高度化と産業チェーンの現代化を加速させ、特別用途食品の発展ハイランドの構築に注力している」と述べた。

 2021中国特殊食品大会(第6回)は中国栄養保健食品協会が主催し、無錫市人民政府、江蘇省市場監督管理局、江南大学が支援し、無錫太湖湾科創城、国家機能食品工程技術研究センター、無錫国際生命科学革新園が主催した。

 大会は4日間の日程で行われ、開幕式のほか、2021全国体重管理産業会議、2021微生物制御・安全フォーラム、第5回中国乳児離乳食産業発展フォーラムなど10余りのテーマイベントが開催された。大会は同時期に展示エリアが設けられ、栄養・健康食品の生産、設備、検査技術、研究開発サービスなどの全産業チェーン技術に焦点を当て、無錫市および無錫ハイテク産業開発区特別用途食品産業の管理と発展の成果を世界に向けて展示・宣伝を行った。(c)CNS/JCM/AFPBB News