【10月26日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は25日、前週末に行われた同国セリエA第9節でASローマ(AS Roma)のファンがナポリ(SSC Napoli)のFWヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)に人種差別的なチャントを飛ばしたとして、調査を開始すると発表した。

 FIGCの発表文によれば、0-0で終了したこの一戦では「人種的動機に起因する差別的なチャント」がオシムヘンに向けられ、それを行っていた人数と時間の長さを明らかにするため、同連盟の規律部門が「さらなる調査」を行うという。

 また、ナポリのファンに向けた「地域に関連する侮辱的な」チャントがあったとして、ローマには1万ユーロ(約130万円)の罰金が科された。

 同節では、4人の指揮官が退席処分となってミッドウイークの試合を指揮することができなくなったが、ローマのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督もその一人だった。

 さらにナポリのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督も、試合後に皮肉を込めた拍手をしたと判断した主審にレッドカードを提示されていた。

 他にはアタランタ(Atalanta)のジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督とインテル(Inter Milan)のシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督も退席処分により、1試合のベンチ入り禁止となった。(c)AFP