【10月25日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケート・アメリカ(Skate America 2021)は24日、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)首位のアレクサンドラ・トゥルソワ(Alexandra Trusova、ロシア)が154.68点を記録し、合計232.37点で優勝した。

 トゥルソワのトレーニングパートナーで、15歳のダリア・ウサチョワ(Daria Usacheva、ロシア)はFS4位の140.60点だったが、合計217.31点で2位を守った。韓国の17歳、劉永(Young You、ユ・ヨン)がFS2位の146.24点をマークして合計216.97とし、SP5位から逆転で3位に食い込んだ。

 日本勢は坂本花織(Kaori Sakamoto)が劉と1ポイント差の4位、宮原知子(Satoko Miyahara)が7位、横井ゆは菜(Yuhana Yokoi)が11位だった。

 トゥルソワは足のけがの影響で棄権も検討していたというが、大幅に落とした構成内容で出場を続行した。

 トゥルソワは「4回転も1回しかやらなかったし、きょうのプログラムは非常に簡単だった。クリーンな滑りができて満足しているが、次はもっと4回転を入れたい」とコメント。「もちろん今はベストの調子ではないが、状態を戻して五輪に臨みたい」と前を見据えた。

 この日表彰台に上がった3人は、3週間後に行われるNHK杯(NHK Trophy 2021)で再び相まみえる。

 またアイスダンス・フリーダンス(FD)では、米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が125.96点を記録し、合計209.54点で優勝した。

 全6大会のGPシリーズは次週、第2戦のスケート・カナダ(Skate Canada International 2021)が行われる。(c)AFP