【10月19日 AFP】21MLBは18日、ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)は今シリーズ3本目の満塁本塁打が飛び出すなどしてヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に12-3で大勝し、シリーズ戦績を2勝1敗でリードした。

 レッドソックスは本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)で行われたこの日の一戦で、2回裏にカイル・シュワバー(Kyle Schwarber)が131メートルの特大満塁アーチを放った。

 敵地ヒューストン(Houston)で行われた第2戦でも、J.D.マルティネス(JD Martinez)とラファエル・デバース(Rafael Devers)が満塁弾を記録して9-5で勝利したレッドソックスは、ポストシーズンの1シリーズで3本の満塁本塁打を放った史上初のチームとなった。

 初回は無得点に終わったレッドソックスは、クリスチャン・バスケス(Christian Vazquez)の適時打でアレックス・ベルドゥーゴ(Alex Verdugo)が先制の本塁を踏んだ後、クリスチャン・アローヨ(Christian Arroyo)の凡打がアストロズのホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)の野選となって併殺を免れ、J.D.マルティネス(JD Martinez)が生還して1点を追加。

 これで満塁のチャンスをつかむと、シュワバーが右翼スタンドに一発を放って6-0とリードを広げ、ホームスタジアムを大いに沸かせた。

 レッドソックスは3回にもバスケスが適時打を記録して7-0とした後、アローヨが名物フェンス「グリーンモンスター」越えの一発を放ち9-0とリードを拡大。

 4回にはアストロズもカイル・タッカー(Kyle Tucker)の本塁打で3点を返したが、レッドソックスが6回にマルティネスの2点本塁打で11-3と再び突き放すと、8回にはデバースがこの日チーム4本目の一発を記録してとどめを刺した。

 レッドソックスの澤村拓一(Hirokazu Sawamura)は9回に4番手として登板し、アストロズ打線を三者凡退に切って取った。

 シリーズ第4戦は、引き続きボストン(Boston)で19日に行われる。(c)AFP