【10月17日 AFP】21MLBは16日、ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)はJ.D.マルティネス(JD Martinez)とラファエル・デバース(Rafael Devers)が満塁本塁打を放ち、9-5でヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に勝利してシリーズ戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 15日のシリーズ初戦で、4-5のシーソーゲームを落としたレッドソックスは、初回2死満塁の場面で、指名打者のマルティネスが先発投手ルイス・ガルシア(Luis Garcia)の2球目の速球を右翼スタンドへ運び、あっという間に4-0のリードを奪った。マルティネスは足首のねんざでプレーオフの開幕2試合を欠場していたが、これが今ポストシーズン2発目となった。

 2回にも先頭のケビン・プラウェッキー(Kevin Plawecki)が四球を選んだところでガルシアが負傷降板すると、クリスチャン・アローヨ(Christian Arroyo)とエンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)の単打で再び塁を埋めたレッドソックスは、デバースが2番手投手のジェイク・オドリッジ(Jake Odorizzi)から右翼ポール際への満塁本塁打を放ち、リードを倍に広げた。

 ポストシーズン1試合で2発の満塁本塁打が記録されたのは、この日のレッドソックスが史上初めてとなった。

 4回にはこの試合を含めて16安打、5本塁打、4二塁打と今プレーオフで最も当たっているヘルナンデスにもソロ本塁打が生まれ、レッドソックスが9-0の大量リードを奪った。

 一方のアストロズはその裏に2死から3点を返し、9回にもユリエスキ・グリエル(Yuli Gurriel)とジェイソン・カストロ(Jason Castro)が相手リリーフのダーウィンゾン・ヘルナンデス(Darwinzon Hernandez)からソロ本塁打を打って2点を追加したが、最後はホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)が代わったライアン・ブレイジア(Ryan Brasier)に打ち取られた。(c)AFP