【10月8日 CGTN Japanese】中国の楊潔チ(Yang Jiechi)・中央外事委員会弁公室主任はスイスのチューリヒで6日、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談しました。両者は、9月10日の中米首脳による電話会談での合意を実行に移し、戦略的意思疎通を強化し、相違点を適切に管理し、衝突や対抗を回避し、互恵・ウィンウィンを求め、中米関係を健全で安定した正しい軌道に戻すため共同で努力することで合意しました。

 楊主任は「米国は、両国関係の互恵・ウィンウィンの本質を深く認識し、中国の内外政策や戦略的意図を正しく理解すべきだ。中国は中米関係を『競争』で定義することに反対する。中国は、バイデン大統領の最近の中米関係に関する積極的な姿勢を重視し、米国が中国の発展を封じ込める意図はなく『新冷戦』を志向しないと表明したことに注目している。米国が理性的で実務的な対中政策を取り、双方の核心的利益と重大な関心事を尊重し、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの道を歩むことを望む」と述べました。

 米国側は「一つの中国」政策を堅持すると表明しました。また、双方は重要な問題について意思疎通を保つことで合意しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News