【10月7日 CGTN Japanese】中国で、インターネットを通じて就職のデータのサービスを行っている脈脈データ研究院がこのほど、中国の大手IT企業の従業員の平均年齢についての調査結果を発表しました。各企業の従業員の平均年齢は27歳から33歳でした。

 動画共有サービスのティックトック(TikTok)の運営などを行うバイトダンス(ByteDance)や、中国における口コミサイトおよび生活サービス大手の美団、アプリベースの交通サービス大手の滴滴を代表とする新世代IT企業では、従業員の平均年齢が30歳以下である会社がほぼ半数を占めました。平均年齢が最も低かったのはバイトダンスの27歳で、最も高かったのは滴滴の33歳でした。業務の性質によって企業従業員の平均年齢が違ってくる可能性があるとのことです。

 一方で、比較的早くブランドを確立したIT企業大手3社の従業員の平均年齢は、アリババ(Alibaba)が31歳、バイドゥ(Baidu)が30歳、テンセント(Tencent)が29歳と、年齢の差がそれぞれ1歳違いで並びました。

 さらに調査の結果、IT大手企業ではいずれも、従業員の平均年齢が35歳を超えていないことが分かりました。一方で、国家統計局によりますと、20歳から34歳までの平均勤務時間は週45時間で、35歳以上では勤務時間が減少していきました。勤務時間が年齢の向上に伴い減少することは、一部の企業が社員を募集する際に年齢の上限を35歳と定める重要な原因とされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News