【10月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のスター選手で、新型コロナウイルスのワクチン接種を断固として拒否しているカイリー・アービング(Kyrie Irving)が、5日に行われたチーム練習を欠席した。

 米カリフォルニア州サンディエゴ(San Diego)で行われた前週のトレーニングに姿を見せたアービングだが、ニューヨークが採用している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の厳格なプロトコルを理由に、地元でのチーム初練習には参加しなかった。

 現在も続くパンデミック(世界的な大流行)によって、健康と安全に関する新たな規制が敷かれているニューヨークでは、ワクチンを打っていない選手が練習や試合に参加することができなくなっている。

 アービングが本拠地バークレイズ・センター(Barclays Center)で練習を行うには、少なくとも1回の接種を受けたという証明が必要になる。

「新たな情報はない」と述べたネッツのスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)ヘッドコーチ(HC)は、「われわれは彼を支持するし、彼の味方。状況は変わる。解決策があれば力になる」と続けた。

 アービングが今後も接種を拒み続ければ、ネッツのホームゲームを欠場することになり、そうなれば数百ドルを失うという事態になるかもしれない。

 バークレイズ・センターで8日に行われるミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)戦が、ネッツにとって次のプレシーズンマッチとなっている。また24日に開催されるシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)戦がレギュラーシーズンのホーム開幕戦となる。(c)AFP