【10月6日 CNS】「24日の朝7時に順豊エクスプレス(SF Holding)の配達のお兄さんから商品が届いたと電話が入った!すぐに順豊の預かり所に受け取りに行った!最高!」

 9月24日朝、天猫(Tmall)のアップルストア(Apple store)オフィシャル・フラッグシップ店で、山西省(Shanxi)運城市(Yuncheng)、河南省(Henan)新郷市(Xinxiang)、山東省(Shandong)烟台市(Yantai)、広東省(Guangdong)仏山市(Foshan)など全国各地から集まったネットユーザーがレビュー投稿を始めている。

 今では、電子商取引(EC)を通じ、地方都市の若者も北京・上海の若者と同じように新製品を遅滞なく体験することができる。

 9月15日午前1時、米アップル(Apple)はiPhone13シリーズの新製品を正式に発表した。公式サイトによると、17日午後8時から、公式サイトおよび天猫アップルストアのオフィシャル・フラッグシップ店などの公式チャンネルで先行販売し、24日に全サイトで販売・出荷されるという。

 iPhoneの最新機種が発売された24日のデータによると、地方都市のiPhone13購入者の割合はiPhone12の時より3ポイント近く上昇した。

「これは、地方都市ではオフライン店舗が少なく、アップル社の中国でのオフライン小売店は計43店舗で、その多くは北京、上海市、広東省に加え、天津市(Tianjin)、四川省(Sichuan)、重慶市(Chongqing)などの新一線都市にあるからだ」。ある携帯電話販売業者によると、地方都市では、iPhoneの初回販売期間は第三者の代理店が多く、上乗せしての販売や、待ち時間が長いため、ECでの購入が小さな町の若者にとって最適な選択となっている。

「予約販売が始まった当日、アップルの公式サイトはダウンしたが、淘宝(タオバオ、Taobao)での購入の実感は相変わらずスムーズだった」とある消費者。

 iPhone13が地方都市の若者のファッション志向の唯一の代表ではない。新カラーの口紅、限定モデルのスニーカー、とれたたての陽澄湖(Yangcheng Lake)の上海ガニなど、ますます多くの新商品が町の「追っかけ族」のショッピングカートに入れられた。

 これらの新商品の重度消費者層は、経済的な基盤があるだけでなく、「ぶらつく」時間もあり、ネット交流にも熱心だ。各線都市の消費者の新商品の成約単価を比較してみると、五線都市の女性が天猫で購入した新商品の単価は一、二線都市の女性とほぼ同じで、男性の消費単価は各線都市で非常に近く、これは町の男性青年の消費潜在力が非常に大きいことを示している。

 同価格、同質、同時、同地域。これは地方都市の消費者が天猫などのECプラットフォームでショッピングをする上質な体験だ。ECを通じて、地方都市の人々は、北京・上海と同じような生活を送ることができる。国際関係学院公共管理学科の儲殷(Chu Yin)教授は、中国のECは中国全体の商業構造の最適化に明らかに先進的な意義があり、販売だけでなく、社会の公平性を促進し、消費の潜在力を発掘する構造的な意義もあると考えている。(c)CNS-北京青年報/JCM/AFPBB News