【9月30日 CGTN Japanese】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は29日、IOC執行委員会会議を開き、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長が列席しました。会議では、2022年の北京冬季オリンピック・パラリンピック開催期間中の新型コロナ感染症予防・抑制政策について審議しました。

 北京冬季五輪・パラリンピックでは、厳格なワクチン接種政策を実施し、参加選手はできる限り接種することとします。その他の人については「二者択一」政策を実施します。中国に入国する14日前までにワクチン接種を完了した人は、入国後すぐ「閉ループ管理システム」の中に入ります。ワクチン未接種者とワクチンの接種が完了していない人は入国後に21日間の集中隔離観察を受けます。

 来年1月23日から冬季パラリンピック閉会まで閉ループ管理を実施します。閉ループ管理には、北京への出入り、交通、居住、飲食、競技、開閉会式などのすべての場所が含まれます。閉ループ管理の中に入った国内外のすべての関係者は毎日PCR検査を受けます。

 新型コロナウイルス感染症の予防・抑制が世界的に依然として厳しく複雑な情勢にあることを受け、北京冬季五輪・パラリンピックでは、流行の発生を防ぐため、入場券を国外の観客には販売せず、感染症予防・抑制に関する条件を満たした国内の観客にだけ販売することを決定しました。

 北京冬季五輪組織委員会は、競技前または競技時の航空便を予約できない各利害関係者を支援します。計画に基づいて10月下旬に「防疫ハンドブック」の第一版を、同12月に第二版をそれぞれ発表します。政策に関する詳細な説明が同ハンドブックに記載されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News