■「魔女狩り」に加わる子どもたち

 教師で人権活動家のシャシャ・ルベンガ(Shasha Rubenga)さんは8月16日、「魔女狩り」を目撃した。カフジビエガ国立公園(Kahuzi-Biega National Park)の外れにあるシィフンジ(Cifunzi)という人口約2000人の村でのことだ。

「月曜日の朝5時ごろでした。若い男性たちがリストを持って村中を回っていました。リストには、65歳以上の女性19人の名前が書かれていました。女性の占い師に魔女と名指しされた女性たちです」とルベンガさんは振り返った。

 大半の女性は自宅から逃げ出すことができたが、家々はその後、破壊された。兵士が空に向けて銃を発砲して群衆を追い散らし、そのおかげで難を逃れた女性たちもいた。

 だが、7人の子を持つ年配の女性1人が若者たちに取り押さえられるところを目撃したという。

「女性は殴られ、ガソリンを浴びせられ、マッチで火を付けられました」とルベンガさんは証言する。

 これが起きたのは村の中心部で、10歳にもならない子どもたちも、残虐行為に加わっていたという。

「中には、大きな棒を持った5歳の子もいて、その棒で、女性の焼け焦げた体をひっくり返しているのが見えました」とルベンガさんは話した。(c)AFP/Ricky OMBENI