【9月30日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は29日、公務員が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けずに同ウイルスに感染し休暇を取得した場合、休暇中の給与を支払わない方針を発表した。

 約200万人が暮らすガザ地区の保健省は76万8000回分のワクチンを受け取ったと発表しているが、接種を完了した住民は14万人にとどまっている。

 ハマス広報部門のトップを務めるサラマ・マルフ(Salama Maruf)氏は、「ワクチン接種に関する指示に従わない公務員に対しては、法的措置が必要だ」と述べた。

 同じパレスチナ自治区のヨルダン川西岸(West Bank)では、すでに数週間前から新型コロナワクチン未接種の公務員に対し同様の措置がとられている。(c)AFP