【9月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は28日、グループD第2節が各地で行われ、初出場のFCシェリフ・ティラスポリ(FC Sheriff Tiraspol)が2-1でレアル・マドリード(Real Madrid)を破り、大会史に残る金星を挙げた。

 レアルは前半、相手のジャスールベク・ヤフシボエフ(Jasurbek Yakhshiboev)のヘディングシュートで先制を許すと、後半にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のPKで追いついて屈辱的な敗戦は免れたかに思われたが、迎えた89分、セバスティアン・ティル(Sebastien Thill)に衝撃的な決勝点を許した。

 見事な勝利を挙げ、大会史に残るサプライズを起こしたシェリフは、これで開幕節のシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)戦に続いて2連勝。勝ち点を6に伸ばして決勝トーナメント進出への望みを大きく広げた。

 シェリフは1997年に創設されたクラブで、ここ21シーズン中19シーズンでモルドバの国内リーグを制し、このところは6連覇を達成している。

 レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「こういうふうな完全に支配している試合は、小さな部分で決まるし、それが試合を落とす結果につながった」と話し、「一つのCKやくだらないファウルが痛手となることがある。それで今われわれは、ふさわしくない敗戦について話している」と続けた。(c)AFP