【9月28日 AFP】28日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)の大一番、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)対マンチェスター・シティ(Manchester City)戦では、2008年から2012年にかけてFCバルセロナ(FC Barcelona)で数々の成功を勝ち取ったリオネル・メッシ(Lionel Messi)とジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が再び相まみえることになりそうだ。

 カタール資本のPSGとアラブ首長国連邦(UAE)の投資グループを後ろ盾とするシティは過去10年間、チャンピオンズリーグ優勝を目標とした巨額投資で欧州サッカー界の様相を一変させてきたが、両クラブともいまだに欧州制覇を実現できていない。

 シティは昨シーズンの準決勝でPSGを下してあと一歩のところまで迫ったが、決勝でチェルシー(Chelsea)に敗れ悲願の達成はならなかった。

 2019-20シーズンの準優勝チームで、昨季のリベンジを果たしたいPSGだが、ある段階ではシティへの移籍が濃厚と思われていたメッシの獲得レースに勝利し、すでにイングランド王者に一泡吹かせている。

 6度のバロンドール(Ballon d'Or)受賞を誇るメッシとの再戦を楽しみにしているというシティのグアルディオラ監督は27日、「メッシに関しては明白で、彼について説明する必要はない。彼が成し遂げてきたことは並大抵ではないし、あすはサッカー界のためにも彼がプレーできることを願っている」と語った。

 膝に軽傷を負っているメッシは、PSGで直近の2試合を欠場。8月初めに移籍が発表されてから新天地でのプレーは3試合にとどまっており、いまだゴールを挙げられていない。

 メッシがここまで唯一のフル出場を果たしたチャンピオンズリーグのクラブ・ブルージュ(Club Brugge)戦で1-1のドローに終わったPSGは、RBライプツィヒ(RB Leipzig)とのグループステージ初戦を6-3で勝利したシティに順位表でリードされている。

 両チームはベスト16に進出すると目されているが、PSGがホームでシティに敗れれば早くも難しい状況に立たされてしまい、グループステージ敗退という想像しがたい可能性が高まる恐れもある。(c)AFP/Andy SCOTT