【9月17日 AFP】3年前に元パートナーを暴行した罪で有罪となり、180万ユーロ(約2億3300万円)の罰金処分を科されたサッカー元ドイツ代表DFジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)被告が控訴したと、独ミュンヘン(Munich)の裁判所関係者が16日に明かした。

 ミュンヘン地方裁判所の報道担当官は独スポーツ通信社SIDに対し、弁護人と検事の双方が評決に異を唱えていると明かした。

 2014年に行われたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)優勝メンバーのボアテング被告は2018年、カリブ海でのバカンス中に自身の双子の娘の母親である元恋人に暴力を振るい、侮辱したとして1週間前に有罪判決を受けると、明らかにショックを受けている様子だった。

 検察側は執行猶予付きの禁錮18月と150万ユーロ(約1億9000万円)の罰金を求刑していたが、9日に言い渡された評決では、ボアテング被告は禁錮刑を免れることになった。

 独ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を離れて今夏フランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に加入し、12日の試合で途中出場からデビューを果たした33歳のボアテング被告は、容疑を否認していた。(c)AFP