【9月10日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は9日、女子シングルス準決勝が行われ、レイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)が第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)を7-6(7-3)、4-6、6-4で下し、自身初の四大大会(グランドスラム)決勝進出を決めた。

 驚異の19歳は試合後「どうやって最後のポイントを奪ったか覚えていないけれど、奪えてうれしいし、決勝に進めてうれしい」とコメントした。

 決勝では第17シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に6-1、6-4で勝利した予選勝者のエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)と対戦する。

 フェルナンデスは今大会で前回女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)、エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)にも勝利しており、世界ランキングトップ5の選手から3度目の白星を挙げた。グランドスラムで同様の記録を残したのは、2012年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)以来となっている。

 また10代選手同士のグランドスラム決勝は、1999年の全米オープンで当時17歳のセレーナと同18歳のマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏(スイス)が対戦して以来のことで、オープン化以降ではわずか8度目となる。

 6日に19歳の誕生日を迎えたフェルナンデスは「とにかく決勝でプレーしたい。勝利を楽しむつもりだし、(決勝について)悩むのはあしたにする」と続けた。過去6度のグランドスラム挑戦で、フェルナンデスの最高成績は3回戦進出となっていた。(c)AFP