【9月9日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は8日、大きさ・性能ともに史上最高とされるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space TelescopeJWST)を12月18日に打ち上げると発表した。天文学者らは、JWSTが発見の新時代をもたらすと期待を寄せている。

 NASA、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)の共同プロジェクトとして100億ドル(約1兆1000億円)を費やして製造されたJWSTは、南米北部に位置する仏領ギアナ(French Guiana)の宇宙センターから、欧州宇宙産業大手アリアンスペース(Arianespace)のロケット「アリアン5(Ariane 5)」で打ち上げられる。

 JWSTは現在、製造を請け負った米航空宇宙大手ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)のカリフォルニア州レドンドビーチ(Redondo Beach)にある拠点で移送を待っている。(c)AFP