【9月9日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は8日、各地で第6節の試合が行われ、グループCのイタリアはリトアニアを5-0で下し、2位スイスとの勝ち点差を広げた。

 欧州王者のイタリアは、直近2試合連続でドローに終わったことで、本大会への自動出場権が与えられる首位の座をスイスと争う状況に陥っていた。

 しかし、モイゼ・ケアン(Moise Kean)の約2年半ぶりとなるゴールなどで大勝したイタリアは、消化が2試合少ないスイスとの勝ち点差を6ポイントに拡大。スイスは同日、北アイルランドと0-0で引き分けた。

 グループIのイングランドは、終盤の失点でポーランドと1-1で引き分け、開幕から続いていた連勝がストップした。

 欧州選手権(UEFA Euro 2020)の決勝でPK戦の末にイタリアに敗れたイングランドは、サンマリノに5-0で大勝した2位アルバニアに4ポイント差をつけて首位に立っている。

 組首位通過に黄信号がともっていたグループBのスペインは、敵地でコソボに2-0で勝利。さらにはスウェーデンがギリシャに1-2でまさかの黒星を喫したため、スペインにとっては弾みのつく結果となった。

 スペインは首位の座をキープしているが、消化試合数が二つ少ないスウェーデンが4ポイント差で迫っている。

 グループJのドイツはアウェーでアイスランドを4-0で下し、ハンジ・フリック(Hansi Flick)新監督の就任から3連勝とした。

 同組ではドイツが首位に立っており、アルメニアが4ポイント差で2位につけている。

 グループEのベルギーは、デニス・プラエト(Dennis Praet)が前半に挙げた得点を守り抜き、ロシア・カザン(Kazan)でベラルーシに1-0で勝利。後続との差を9ポイントとし、本大会出場へ前進している。

 ウェールズはホームでエストニアとスコアレスドローに終わった。(c)AFP