UEFA会長、2年ごとのW杯開催に反対の姿勢 「希薄化」懸念
発信地:ローザンヌ/スイス
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【9月7日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長は6日、W杯(World Cup)を2年おきに開催するという案について、大会を「希薄化」するだろうと述べた。
この案はイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)の元監督で、現在は国際サッカー連盟(FIFA)のグローバル・フットボール・デベロップメント部門で責任者を務めるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏によって提案されたもの。
欧州クラブ協会(ECA)の総会に出席したチェフェリン会長は「W杯という宝石は、なかなか開催されないからこそ価値があると思っている」と話し、以下のように続けた。
「だがW杯を2年おきに開催すると、ランダム性が増すだけでなく正当性も低くなってしまい、残念ながらW杯そのものが希薄化するだろうとわれわれは考えている」
「今のインターナショナルマッチカレンダーはそれを必要としていない。われわれ(欧州)の選手たちは、リラックスと休養に充てるのをやめてまで夏の一時期を大会の出場に費やす必要はない」 (c)AFP