【9月5日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は4日、各地で第5節の試合が行われ、グループDのフランスは1-1でウクライナと引き分けた。グループGのオランダはメンフィス・デパイ(Memphis Depay)が活躍しモンテネグロに4-0で快勝した。

 アントニー・マルシアル(Anthony Martial)が代表5年ぶりのゴールを決めて敵地キエフで勝ち点1を拾ったフランスは、これで5試合連続ドロー(PK負け一つを含む)となった。

 世界王者フランスは、前半にミコラ・シャパレンコ(Mykola Shaparenko)に先制点を決められたが、膝のけがで欧州選手権(UEFA Euro 2020)を欠場したマルシアルが代表29試合で2点目を決めて追いついた。

 フランスは2位に4ポイント差でグループDの首位に立っているが、7日にリヨン(Lyon)で迎え撃つフィンランドは試合の消化が二つ少ない。この日フィンランドは、後半にヨエル・ポーヤンパロ(Joel Pohjanpalo)がゴールを決めてカザフスタンに1-0で辛勝し、グループ2位に浮上した。

 なお、ウクライナはフランスとの2試合を含め予選5試合すべてを引き分けている。

 デパイが攻撃陣をけん引したオランダは、ホームのアイントホーフェン(Eindhoven)でモンテネグロを一蹴。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するデパイは、PKで先制点を決めると62分に2点目をマーク。その後キャプテンのジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)が加点すると、最後はコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)が代表初得点を挙げた。

 また、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がPKで2試合連続ゴールを挙げたノルウェーは、モハメド・エルユヌシ(Mohamed Elyounoussi)も得点を記録して本拠地オスロでラトビアに2-0で勝利した。

 グループGは、ノルウェーとオランダが同日アウェーでジブラルタルに3-0で勝利した組首位のトルコを1ポイント差で追っている。オランダは次節、ホームのアムステルダムにトルコを迎える。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)準優勝のクロアチアは、終了間際のマルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)のゴールでスロバキアを1-0で下し、グループH首位のロシアと勝ち点で並んだ。ロシアはアウェーでキプロスに2-0で勝利。スロベニアはホームでマルタを1-0で下し同組3位に浮上した。(c)AFP/Martyn WOOD