【9月3日 AFP】フランスサッカー連盟(FFF)は2日、同国代表FWのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が右ふくらはぎのけがでチームを離脱し、W杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選の2試合を欠場すると発表した。

 1-1でボスニア・ヘルツェゴビナと引き分けた1日のホームゲームでふくらはぎに「痛み」を感じたエムバペは、この日検査を受け、所属先のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に戻ったという。

 4日にウクライナとのアウェーゲームを控えているフランスは3日、キエフに向けて出発。7日には仏リヨン(Lyon)でフィンランドと対戦する。

 FFFは選手の追加招集は行わないと明かしており、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督にとっては、ボスニア戦で途中出場したキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)やアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が攻撃面での他の選択肢となる。

 レアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が迫っていると報じられる中、エムバペはリオネル・メッシ(Lionel Messi)のPSGデビュー戦となった先月29日のスタッド・ランス(Stade Reims)戦で2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。

 その後、同31日に移籍市場が閉まるとエムバペの残留は決まり、翌日のボスニア戦ではフランスに退場者が出る中、試合終了間際にピッチを退いた。

 慌ただしい数日を送ったエムバペは、今回の離脱によってフランス代表での今回の予選2試合を含む最近の26試合では10試合を欠場することになる。

 グループDの首位に立っているフランスだが、選手が合流してからすでにダヨ・ウパメカノ(Dayot Upamecano)やヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)、コランタン・トリソ(Corentin Tolisso)がチームを離れており、エムバペの負傷はデシャン監督にとって新たな打撃となった。(c)AFP