【9月2日 AFP】第78回ベネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)が1日、開幕し、スペインの女優ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)らがレッドカーペットに登場した。新型コロナウイルス対策で規制が続く中での開催となったが、11日までの期間中に多くの作品が上映され、スターも多数登場する予定だ。

 イタリア・ベネチア(Venice)のリド(Lido)島で行われる映画祭は、世界で最も古い歴史を持ち、米アカデミー賞(Academy Awards)の前哨戦とも位置付けられている。今年は、新型コロナの流行でスターらがこぞって欠席し、輝きを失った昨年の映画祭からの挽回を目指す。

 オープニング作品は、クルス主演、ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)監督の『Madres Paralelas(原題)』。アルモドバル監督作品にクルスが出演するのは7回目。『Madres Paralelas』を含む計21作品が最高賞の金獅子(Golden Lion)賞を狙う。

 オープニングイベントでは、1998年の映画『ライフ・イズ・ビューティフル(Life is Beautiful)』でアカデミー賞を受賞したイタリアの俳優で監督のロベルト・ベニーニ(Roberto Benigni)に栄誉金獅子賞が贈られた。(c)AFP/Alexandria Sage and Eric Randolph