【9月4日 CGTN Japanese】中国では、第5世代移動通信システム(5G)の商用化から2年余りたちました。現在、全国で整備・開通した5G基地局は99万3000カ所に上り、5G契約数は3億9200万件を超えていることが分かりました。

 これは 中国工業情報化部の肖亜慶(Xiao Yaqing)部長が8月31日に北京市内で開催された世界5G大会で明らかにしたものです。

 中国の5G契約数は世界の8割を占めています。中国の5Gネットワークの整備はまだ大規模な配置段階にあるとみられます。14億の人口で推計すると、5G基地局数は2023年末までに250万カ所以上に達する必要があり、中国の5Gネットワーク整備は今後2~3年の間、引き続き推進される見通しです。

 中国情報通信研究院デジタル技術・応用研究部の王駿成(Wang Juncheng)副主任は、「中国の5G基地局数は間もなく100万カ所の大台を突破する。中国の大規模ネットワーク構築能力が新たな段階に踏み出したことを表している」としています。

 全国の5G活用事例は現在、1万件を超え、鉄鋼、電力、鉱山など22の国民経済における重要な業界と関連分野をカバーしています。5Gネットワークの大規模な配置と活用・普及によって、産業チェーン全体の生産能力の放出が促されています。

 また、中国情報通信研究院が発表した国内携帯電話市場の運行分析報告によりますと、2021年1~7月の国内携帯電話出荷台数は前年同期比15.6%増の2億300万台でした。5Gスマートフォンは市場成長の主な駆動力となり、出荷台数は2283万4000台で、すでに昨年通年の水準に近づいているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News