【9月5日 CGTN Japanese】中国民用航空初の新型コロナウイルス感染症についての「ハイリスク・フライトに携わる従業員集中居住区」の使用が1日に始まりました。第1陣となる長沙空港の集中居住区は「バッグ一つで引っ越しできる」施設です。

 この集中居住区は中国中南部の湖南省(Hunan)長沙空港3号国際貨物ステーションの北側にあり、出入りが便利で管理するにも利点があります。集中居住区プロジェクトの敷地面積は約1万3000平方メートルで、296人の臨時居住と20人の管理事務担当者を収容できます。施設は東西2区に分けられており、計148室の集中居住スタンダードルームが設けられました。

 このプロジェクトでは、顔認証システム、医療従事者用の管理部屋などがセットで建設されました。隔離者に対する感染防止についての要求に基づき、感染防止を確実にするための適切な施設が配置されました。集中居住区全体と外部とは塀で隔離され、2区間の回廊は常時、閉鎖避難扉を使うことで隔離され、人が入り交じることを最大限に減らしています。

 長沙空港は集中居住区が稼働を開始したことに伴い、中国大陸部以外から飛来する便についての作業に直接従事するすべての人員を国際と国内の区別で厳格に管理し、国際貨物関連の作業員に対しては集中居住、全封鎖管理を実施するとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News