【9月1日 AFP】南米ペルーで8月31日未明、バスが崖から転落し、子ども2人を含む32人が死亡、20人以上が負傷した。当局が明らかにした。

 現場は、首都リマから東に約60キロ離れた中央ハイウエー(Carretera Central)の狭い区間で、バスには63人が乗っていた。

 セサル・セルバンテス(Cesar Cervantes)警察署長は、「残念ながら、現時点で死者は32人となった」と述べた。

 警察によると、死者には6歳の男児と3歳の女児も含まれている。

 警察はツイッター(Twitter)で、行方不明者の捜索・救助活動と遺体の収容が行われていると明らかにした。

 セルバンテス氏は、事故の原因は無謀運転で、バスが「高速で」走行していたと指摘した。

 生存者の証言によると、バスは岩に衝突した後、崖から約200メートル下に転落した。

 ペルーでは8月29日にも、アマゾン(Amazon)川で2隻の船が衝突する事故があり、22人が死亡した。行方不明者の数は分かっていない。

 8月27日には、南東部でバスが峡谷に落下し、17人が死亡した。

 ペルーでは、スピード違反や幹線道路の整備不十分、道路標識の不足、交通安全対策の不備などが要因となり、交通事故が多発している。(c)AFP