【7月26日 AFP】英ロンドンは25日、豪雨で道路が冠水し、バスや車が立ち往生する事態となった。ロンドンは最近、たびたび雷雨に見舞われている。

 サディク・カーン(Sadiq Khan)市長はツイッター(Twitter)で、「ロンドン各地でかなりの冠水が発生」し、救急隊が対処していると明らかにした。さらに、すべての公共交通機関に影響が出ていると述べ、冠水した道路に近づかないよう市民に呼び掛けた。

 ソーシャルメディアには、南西部で浸水した車の動画が複数投稿されている。

 雷雲の帯がイングランド南東部を通過し、ロンドンではさらなる豪雨が予想されている。英気象庁(Met Office)は、ロンドンと周辺の郡に25日午後7時(日本時間26日午前3時)まで注意報を発令。落雷や冠水の恐れがあり、一部地域では7月平均の約2倍となる最大100ミリの降水量が予想されている。

 AFP記者によると、警察はロンドン南西部のクイーンズタウン・ロード(Queenstown Road)駅付近の道路を封鎖した。現場では、2階建てバス3台が鉄道橋の下で立ち往生し、バスの運転手によると、車内が浸水し始めたため、乗客は避難を余儀なくされた。

 北東部ウォルサムストー(Walthamstow)でも、大雨の中で車を乗り捨てて避難するドライバーが見られた。(c)AFP