【8月31日 CGTN Japanese】9月1日より、北京市を含む28都市でデジタル運転免許証の使用が促進されます。デジタル運転免許証は紙の運転免許証と同様の法的効力を持ち、全国で有効です。運転者がデジタル運転免許証を提示した場合、紙の運転免許証と照合することはありません。運転者はデジタル運転免許証を提示することで、車両管理、運転管理業務、交通違反や交通事故の処理などが可能で、紙の運転免許証を提示する必要はありませんが、免許証を没収する必要がある場合には、紙の運転免許証を提出しなければなりません。デジタル運転免許証はその外、交通運輸、保険、自動車リースなどにも使用できます。

 デジタル運転免許証は正・副2ページから成っており、うち、正ページには主に運転免許証の基本情報、証明書の生成時間、情報を検証するための二次元コードと一次元コード(バーコード)などの内容が含まれ、副ページには主に運転者の住所、証明書発行機関、運転記録および運転できる車種のコードなどの内容が含まれているとのことです。

 公安部は2021年6月1日から天津(Tianjin)、成都(Chengdu)、蘇州(Suzhou)の3都市で試験的にデジタル運転免許証を発行しており、これまでに200万人余りが申請して利用しています。公安部では試行状況を踏まえ、2021年9月1日より、北京、天津など28都市で全国第一陣となる運転免許証のデジタル化を推進することを決定しました。なお、普及適用都市で発行されたデジタル運転免許証は全国で有効で、2022年には国内で全面的に推進される計画となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News