マンU、ロナウドの12年ぶり復帰を発表
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【8月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は27日、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)からクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を獲得することで合意したと明らかにした。
ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)にロナウドが復帰するのは、同選手がスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍してから12年ぶりとなる。
ユナイテッドは発表文で、「マンチェスター・ユナイテッドは、クリスティアーノ・ロナウドの移籍に関し、個人的な契約条項、ビザ(査証)、そしてメディカルチェックがクリアになることを条件に、ユベントスと合意に至ったことを喜んでお知らせする」とし、「当クラブの関係者一同が、クリスティアーノがマンチェスターに戻るのを歓迎することを楽しみにしている」と述べた。
当初ロナウドはライバルクラブのマンチェスター・シティ(Manchester City)へ加入する準備が整ったと思われていたが、ユナイテッドの急襲でこの24時間の騒動に終止符が打たれた。
リーグ王者のシティは、イングランド代表の主将を務めるハリー・ケイン(Harry Kane)の獲得に失敗してから、ポルトガル代表のFWロナウドの加入に動いているとのうわさが大々的に報じられていた。
伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)によると、ユナイテッドはユベントスに移籍金2800万ユーロ(約36億2000万円)を提示し、年俸2500万ユーロ(約32億4000万円)の2年契約でロナウドと合意したという。
通算5度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇に加え、国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手に何度も選出されているロナウドは、それぞれ一つ目の栄冠を前回ユナイテッドに在籍した2003年から2009年までの6年間で手にした。
また、公式戦292試合に出場して計118得点を記録し、計3度のリーグ制覇をはじめ、FAカップ(FA Cup)では1度、フットボールリーグカップ(England Football League Cup)では2度の優勝を経験している。
オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督が率いるユナイテッドは、ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)やブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)、メイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)、そしてポール・ポグバ(Paul Pogba)ら、攻撃陣の選択肢がすでにそろっている。
ロナウドにとって2度目となるユナイテッドでのデビュー戦は、来月11日に行われるニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)とのホームゲームになるとみられる。(c)AFP/Kieran CANNING