【8月26日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2021)は25日、第11ステージ(アンテクエラからバルデペーニャスデハエン、133.6キロ)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が今大会2勝目を挙げた。

 前日の第10ステージで落車したログリッチだったが、この日は持ち前の末脚で主要なライバルであるエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)とミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Angel Lopez、コロンビア)のモビスター・チーム(Movistar Team)勢に数秒差をつけた。

 最終盤に決した今ステージはマスが2位、アンヘル・ロペスが3位に入った。長い逃げを打ったEFエデュケーション・NIPPO(EF Education - Nippo)のマグナス・コルトニールセン(Magnus Cort Nielsen、デンマーク)は一時勝利が見えたが、ラスト200メートルで捕まった。

 最後の上り坂でなんとか食らいついたアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベール・マテリオ(Intermarche-Wanty-Gobert Materiaux)のオドクリスティアン・エイキング(Odd Christian Eiking、ノルウェー)は総合首位の座をキープした。

 エイキングはコフィディス(Cofidis, Solutions Credits)の同2位ギヨーム・マルタン(Guillaume Martin、フランス)に58秒差をつけているが、同3位ログリッチとの差は1分56秒差に縮まり、ログリッチが依然として今大会の本命となっている。(c)AFP