【8月23日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は22日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が6-3、6-1でワイルドカード(主催者推薦)のジル・タイシュマン(Jil Teichmann、スイス)を下し、今季5回目(通算13回目)の優勝を果たした。

 世界1位のバーティは第1セット中盤に主導権を握ると、その後は危なげないプレーで完璧に近い試合を見せた。全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)の開幕を30日に控えた今大会では結局1セットも落とさず、これで今季のマッチ勝利数もツアー最多の40に伸ばしている。

 優勝したウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)後は東京五輪にしか出場していなかったバーティは、「非常に安定したプレーで1週間を戦い抜き、さらにタイトルも持って帰れるとはおそらく期待していなかったが、間違いなくうれしい」と、米テニス・チャンネル(Tennis Channel)で語った。

 一方、世界ランク76位のタイシュマンは、大坂なおみ(Naomi Osaka)、カロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)、東京五輪を制したベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)という世界トップ12のうち3人を倒して初のWTA 1000決勝に勝ち上がってきたが、この日はバーティの前になすすべがなかった。(c)AFP