【8月20日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)がグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を6-3、6-3で下し、8強入りを果たした。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)前哨戦の今大会で、2019年に優勝している世界ランキング2位のメドベージェフは、2017年大会を制したディミトロフとの戦績を3勝1敗とした。

 前週のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)で優勝を果たした25歳のメドベージェフは、第9シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を7-6(8-6)、7-6(7-3)で下した第7シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)と準々決勝で対戦する。

「何が難しいって、世界最高峰の選手と2週連続で対戦すること」と話したメドベージェフだが、「私はまだ若く健康で、100パーセントの状態だと感じている。だから挑戦してみたいと思える」とコメントした。

 体力を消耗する暑さと夏の湿度に対処する必要があったモスクワ出身のメドベージェフは、エース数こそ7本と控えめだったものの4度のブレークに成功した。

 また、東京五輪で金メダルを獲得した第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)も、ギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)に6-2、6-3で快勝。相手に一度もブレークポイントを握られることなく、1時間13分で勝利を収めた。

 ブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)は、コンディションが万全でないジョン・イズナー(John Isner、米国)につけ込み、7-6(7-1)、6-7(2-7)、6-1で勝利し8強入りを決めた。(c)AFP