【8月19日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は18日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)がロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)を7-6(7-3)、6-2で下し、同大会7度目の出場で初白星を挙げた。

 東京五輪で金メダルを獲得したズベレフは、2015年からウェスタン&サザンオープンに出場しているがこれまで全く結果が出ず、全て初戦敗退に終わっていた。

 しかし、7度目の挑戦となった今回はハリスをストレートで退け、同大会での初白星を手にした。

「今の状態に満足しているし、7年目にしてここで初勝利を挙げられてうれしい」とコメントしたズベレフは、「素晴らしい週のスタートが切れた」と続けた。3回戦では、ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を6-1、7-5で下したギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)と対戦する。

 前週のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)を制した第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は、マッケンジー・マクドナルド(Mackenzie McDonald、米国)に6-2、6-2で快勝。第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)も、セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)に7-6(7-5)、6-3で勝利した。

 第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)はエース数で21対17と上回り、ライリー・オペルカ(Reilly Opelka、米国)に6-7(5-7)、6-0、7-6(7-4)で勝利した。

 ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)は第14シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を6-3、7-5で破り、キャリア通算500勝目を記録した。34歳のモンフィスは次戦、自身がツアーデビューを果たしたときはわずか6歳だった第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)と激突する。

 一方、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、第9シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に6-7(4-7)、3-6で敗れた。

 それでもマレーは、「今週はかなり前向きな内容だった。ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)やグラスコートシーズンのときよりもずっと良いプレーができた」と振り返り、「ハードコートは負担がかかるが、今週は体の調子も良かった」と語った。(c)AFP