【8月17日 AFP】16日に自宅で強盗に刺されたラグビートンガ代表のヘッドコーチ(HC)で、現役時代はワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)のスター選手として活躍したトウタイ・ケフ(Toutai Kefu)氏(47)が、手術を受け、「順調に回復中」であることが分かった。家族が17日に明かした。

 ケフ氏は16日未明、豪ブリスベン(Brisbane)の自宅に侵入してきた若い男3人に襲われ、妻と息子、娘と共に病院に搬送されていた。

 警察は当初、ケフ氏は腹を刺され「重体」で、妻も「腕に非常に深刻な裂傷」を負ったと発表していたが、ケフ氏の別の娘がソーシャルメディアを更新し、現状を報告した。投稿によれば、ケフ氏と息子は16日中に手術をし、17日には妻と娘も手術を受ける予定だという。

 今回の事件では、15歳の少年が殺人未遂罪などで訴追され、別の15歳の少年も逮捕された。もう一人の容疑者は依然として逃走している。

 ケフ氏はオーストラリア代表のナンバー8として、7年間で60試合に出場。2016年にトンガ代表のHCに就任すると、チームを2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に導いた。(c)AFP