【8月18日 CNS】中国国家統計局によると、中国の2021年上半期(1~6月)のオンライン小売売上高総額は前年同期比23.2ポイント増の6兆1100億元(約103兆2030億円)に達した。実商品のオンライン小売売上高は18.7ポイント増の5兆300億元(約84兆9600億円)。消費財の販売額を示す社会消費品小売総額の23.7%を占めており、中国のオンライン小売市場は改善基調が続いている。

 商務省は上半期のオンライン小売市場の特徴を次のように挙げている。

 第一に、消費内容の「アップグレード」が進んでいる。健康分野の消費は日に日に増加し、水泳、サッカー、ヨガの関連用品の売上高はそれぞれ前年同期比128.9%、106.2%、55.1ポイント増加した。また、中国の伝統要素を取り入れた国産ブランドが若者を中心に人気が高まり、「新国潮」と呼ばれている。毎年6月に行われる国民的オンラインセール「618」では、国内ブランドが売り上げの7割以上を占めた。

 第二に、オンラインサービスの消費が回復を続けている。オンライン飲食の消費は前年同期比で48.2ポイント増加し、オンライン旅行商品の売上高も71.6ポイント増となった。

 第三には、内陸部の西部地域が急成長を遂げている。上半期のオンライン小売売上高は前年同期比32.1ポイント増で、成長スピードは5か月連続で全国平均より速かった。中部、東部、東北地域のオンライン小売売上高もそれぞれ21.5%、20.3%、13ポイント増加した。

 第四には、農村部での急速な発展が挙げられる。上半期の農村部オンライン小売売上高は前年同期比21.6ポイント増の9549億3000万元(約16兆1295億円)に達し、そのうち実物商品のオンライン小売売上高は21ポイント増の8663億1000万元(約14兆6327億円)だった。農産物の販売は回復が続き、オンライン小売売上高は2088億2000万元(約3兆5271億円)に上った。

 第五には、越境電子商取引が勢いを増している。税関統計によると、上半期の輸出入総額は前年同期比28.6ポイント増の8867億元(約15兆円)に達した。このうち輸出は44.1ポイント増の6036億元(約13兆5734億円)、輸入は4.6ポイント増の2831億元(約4兆7818億円)だった。ビッグデータによると、日本、米国、韓国からの輸入がトップ3となっている。

 第六には、ビジネスモデルの革新が続けている。インターネットの動画中継で商品を販売するライブコマースや、SNSを通じて人数を集めた共同購入、即時配送など、個人のニーズを満たす多元的なモデルが広がっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News