【8月13日 AFP】韓国国防省は13日、海軍の女性兵士が所属基地で遺体で見つかったと発表した。現地メディアは、女性兵士は上官から性的暴行を受けたことがあったと報じている。

 遺体は12日に発見された。報道によると、女性兵士はレストランで上官から暴行を受けたと5月に訴えたものの、軍の上層部には届かず、今月になるまで調査されていなかった。

 徐旭(ソ・ウク、Suh Wook)国防相は、女性兵士の死について「決して起きてはならない事件」だったと述べ、遺憾の意を表するとともに、徹底的な調査を命じた。

 軍隊内のいじめや虐待行為は、韓国軍の長年の汚点となってきた。3月には、入隊後に性別適合手術を受け、除隊処分となったトランスジェンダー女性が自殺する事件も発生した。

 軍で類似の事件が相次いでいることに、徴兵制のある韓国世論の怒りは強まっている。(c)AFP