【8月13日 AFP】韓国で13日、同国初となる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の搭載が可能な潜水艦の就役式が行われた。

 国産の3000トン級ディーゼル潜水艦「島山安昌浩(Dosan Ahn Chang-ho)」は、全長83.5メートル、幅9.6メートルで、20日間の連続潜航が可能。

 海軍は同艦の就役式を、南部の巨済(Geoje)島で行ったと発表。同軍幹部は「わが国の領海を堅固に防衛する」とともに、敵にとって「その存在自体が脅威となる」戦略的資産だと説明した。1年間の評価を経て、来年8月までに配備される予定。

 北朝鮮は長年、SLBM技術の開発を続けている。今年1月には、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党総書記が閲兵した軍事パレードでSLBM4基を公開。国営朝鮮中央通信(KCNA)はこれを「世界で最も強力な兵器」と報じた。

 金氏は、原子力潜水艦の計画研究を完了したと述べたこともある。実戦配備はまだ何年も先になる見通しとはいえ、識者らは北朝鮮が原潜を持てば戦略を一変させる可能性があると指摘している。(c)AFP