【8月13日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-3、6-2で東京五輪銀メダリストのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)に手堅く勝利を収め、マスターズ1000(ATP Masters 1000)では今季4回目の準々決勝進出を果たした。

 23歳の誕生日を勝利で飾ったチチパスは、30本以上のアンフォーストエラーを犯したハチャノフを約1時間20分で退け、同選手との対戦成績を4戦全勝に更新するとともに、ATPツアーレベルでは通算177勝目を記録した。

 次戦の相手は、クレーコートで3大会連続優勝を果たすなど現在13連勝中と快進撃を続けるノルウェーのキャスパー・ルード(Casper Ruud)に決まった。

 今大会第6シードのルードは6-4、6-3でドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)を下し、今季の通算成績を37勝9敗に更新。クレーコートからハードコートへの移行に適応することが、シーズンの鍵を握ると語っている。

 また、第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)もジェームズ・ダックワース(James Duckworth、オーストラリア)を6-2、6-4で下し、8強入りを決めている。

 その他では、先日のアトランタ・オープン(Turist Atlanta Open 2021)で優勝したジョン・イズナー(John Isner、米国)が、第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)を7-5、7-6(7-5)で撃破。計20本のサービスエースを繰り出す好調ぶりで連勝記録を8に伸ばし、ベスト8入りを果たした。

 同じ米国勢で、今大会ではニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)とグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)ら強豪選手を破っているライリー・オペルカ(Reilly Opelka)は、ロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)に4-6、7-6(8-6)、7-6(7-4)で逆転勝ちを収めた。

 第10シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)は6-3、3-6、7-5で第8シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を退け、準々決勝でオペルカを迎え撃つことになった。

 両者は今季カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)の1回戦で対戦しており、このときはバウティスタ・アグトが勝利している。(c)AFP