【8月12日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)の男子シングルスに出場していた錦織圭(Kei Nishikori)が11日、肩のけがで2回戦を棄権したと発表。これにより対戦予定だった第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)が3回戦に進んだ。

 先週のシティ・オープン(Citi Open 2021)で準決勝に進み、2019年1月以来の公式戦4強入りを果たした錦織は、1回戦でミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)に勝利した。

「きょうの試合を棄権したことを発表することになり落胆している」とコメントした錦織は、「連戦で右肩に激しい痛みがあり、故障を悪化させるリスクを負いたくない」と続けた。「今は回復して再びコートに立つことに集中する」

 世界ランク55位の錦織は、2018シーズンは後半戦を棒に振るなど、近年はけがのトラブルが続いている。

 東京五輪ではアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)に勝利し、トップ10の選手から2018年以来となる白星を挙げた錦織は、準々決勝で世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の壁に阻まれた。

 錦織は30日に米ニューヨークで開幕する今年最後の四大大会(グランドスラム)、全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)での復帰を目指す。2014年大会でグランドスラム初の決勝進出を果たした錦織は、マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に敗れ優勝を逃した。(c)AFP