【8月11日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)へ移籍することが決まったリオネル・メッシ(Lionel Messi)について、バルセロナでチームメートだったアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が、別のチームでプレーするメッシを見るのはつらいと話した。

 バルセロナで14年間を共に過ごし、複数シーズンでタイトルを総なめにしてきた2人だが、イニエスタは3年前にJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸(Vissel Kobe)へ移籍しており、これでどちらも34歳でバルセロナに別れを告げたことになった。

 イニエスタは10日、AFPに対して「バルサ以外のユニホームを着ているレオを見るのはつらい」と話した。

「驚きというのが正しい表現かは分からない。レオはもう長い間、バルサをまさしく代表する選手だった。それでも生きていれば、状況が物事の行く末を決めることがある。内部の事情は分からないが、みんな何とかして受け入れなくてはならない」

「選手として、彼はすべてを超越していた。あんな選手は見たことがないし、これから目にするとも思えない。これだけ長い間、あれだけのことをしてきたわけだからね」

 バルセロナのトップチームで17年を過ごしたメッシの退団の知らせに、ファンはショックを受けている。それでもイニエスタは、チームの象徴で、最多得点者だったメッシがいなくなった後も、バルセロナは強豪であり続けると強調し、「その点には自信を持っている。新しくやって来る加入選手が、それぞれの特徴を発揮して大きな貢献をしてくれるはずだ」とコメントした。