バルサ会長、メッシ残留を「適度に楽観している」
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【5月29日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は28日、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がチームに残留することを「適度に楽観している」と話す一方で、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督の将来については、次週に交渉が予定されていることを理由に明言しなかった。
アルゼンチン代表のメッシは今夏でバルセロナとの契約が満了を迎え、フリーエージェント(FA)として退団することが可能となる。3月の会長選で当選してから初めての会見に臨んだラポルタ会長は、経済的な問題からクラブが提示できる金額は限られると認めたものの、同選手との交渉は「順調」に進んでいると強調した。
会長は「予算の範囲内でオファーが可能である」と明かし、「彼は他のクラブでもっと多くの金額を提示され、もっと有利な契約を得ることができるかもしれないが、われわれの努力を十分に理解してくれると確信している。彼は残留を熱望していると思う。レオ(メッシ)にとって重要なのは、金額ではなく勝つことだ。それがわれわれの仕事だ」と述べた。
そして、メッシの残留についてどれほどの好感触があるか聞かれると「適度に楽観している」と答え、「契約の更新は順調に進んでいるが、まだ完了していない」と補足した。
その一方で同会長は、今季のバルセロナが不本意な結果に終わったことで将来が疑問視されているクーマン監督との交渉も続けている。オランダ出身の指揮官は、昨年クラブの監督に就任したばかりで契約はあと1年残っている。
ラポルタ会長は「クーマン監督に対しては、常に最大の敬意を払って仕事をしている」とし、「彼にはまだ契約が残っている。われわれは流動的な先行きやシーズンに左右されていない。クーマンとは話し合ってきたし、来週も交渉を続けてから決断を下す」と語った。(c)AFP