【8月10日 AFP】世界保健機関(WHO)は9日、西アフリカで初となるマールブルグ病の発生がギニアで確認されたと発表した。

 マールブルグ病は出血熱を引き起こす病気で、感染力が強く、致死率も高い。WHOアフリカ地域事務局のマチディソ・モエティ(Matshidiso Moeti)局長は「マールブルグウイルスは遠方まで広まる可能性があるため、直ちに止める必要がある」と指摘した。

 WHOによると、発症例は南部ゲケドゥ(Gueckedou)州で確認された。マールブルグウイルスは、同じく致死率と伝染性が高いエボラウイルスと同じ系統に属する。ギニアでは今年、同国で2回目となるエボラ出血熱の発生により12人が死亡。WHOは2か月前にギニアのエボラ終息を宣言したばかりだった。(c)AFP